※初心者の染め物です。あくまでも色の参考に。これを真似て染めないでね※
何をかくそう私は草木染超初心者です。まだ何もわからず片っ端から本やWeb調べている状態です。しかし20本くらい染めてみて色々と伝えなきゃいかんと思うようになってきた。私は関西(都会です)在住ですが本や資料の大半が東日本の素材が多いのです。野山(裏六甲が多い)に入って目に付くものを集めても資料にない草木ばかり。そこでとりあえず私の染めたものを公開していきます。初心者なのに生意気ですが、文字通り走る実験室です。1年くらい過ぎたら変化した色も載せていく予定です。
★共通=染→媒染→染 の手順で染めています。アルカリ以外は水煮です。木綿は豆汁下地。
■ヨモギ(アルカリ)
この写真はすべてアルカリ抽出+木酢酸鉄媒染。ウールの色がだいぶ違って出ています(モヘアはより濃く染まる)ウールは灰色、木綿はベージュ。ウールは黄みが強く出ています。実は大雨の日に乾かしたので外で干していません。退色するかも?
■カラスノエンドウ
すべてアルカリ抽出。みょうばん媒染はもうすこし緑色が強かったのですが、日光であっけなく退色しました…orz
■ハルノノゲシ
水で普通に煮たのですが、全く色が出ませんでした…わずかに黄色がかっただけです。
■ナズナ
アルカリ抽出+みょうばん媒染。緑色もあまり出ておらず、結局うす〜い黄みがかったベージュ。何が足りないのでしょう。。
■ノグルミの実
3月採取。山に落ちていました。クルミの仲間だそうですが、実が全然違います。西日本に多い高木。とげは毛糸にくっつくと抜けます。リース材料としてよく売っているので簡単に入手出来ます。
昔の人が染料に使っていたという記述がありましたが、実際の見本がまったくないので試しに染めてみました。クルミとは全く色が違います。煮るとヤニのような臭いが少しします。すべてみょうばん媒染で、木綿が枯れ茶色。ウールでは黄みがかなり強くなりおうど色、絹はなかなか染まらず酸で染めてゴールドに。よく染まります。4番液くらいまで使えます。浴比1:20。
■ネザサ?
竹の種類はまったくわかりませんorz前に採取したものはこの写真ではないのですが、煮たら同じ「たきこみごはんのにおい」でした。この竹も西日本に多いものらしいです。この周辺では山に生えている竹はこれが多いです。
竹を染めている人はあまりいないようで資料もあまりなかったのですが、何種類か染めて色が違っているのに驚きました。
写真はウール(右はモヘア)みょうばん媒染で若草色。2番液くらいまで。浴比1:10。
■モウソウチク
この竹はどこにでもありますね。竹などどれも同じだと思っていたところ、煮たにおいまでまったく違うので驚きました(モウソウチクは煎茶のにおい)色はものすごく黄色が強く、みょうばん媒染で辛子色。木綿だけはベージュ。ためしに鉄媒染したところ、ネザサとほとんど同じ色になりました(一番右は鉄の入れすぎ笑)。竹は採取したらすぐ染めないと色が出ないようです。2番液まで。浴比1:10。
■ヒサカキ
よく神棚にあげるあれです。サカキとは花が違うので春ならすぐわかります。お墓にぼうぼうに生えているものを剪定して使っています。ヤニ臭します。アルカリで煮ましたが水でもいけると思います。みょうばん媒染で肌色に近い赤みのあるベージュ。写真はウールしかありません(他も試そうと思っていたら、相方にごみとして捨てられましたので試せませんでした…orz)浴比1:10

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